トークンの類型整理

新しい価値感に基づくトークンエコノミーを作りたい、Web3の考え方を用いてこれまでと異なるアプローチ・時間軸・商流で商品やサービスを提供したい。そんな時、いったいどんなトークンを発行して既存ビジネスと繋げればよいのでしょうか?
トークンには、有価証券・暗号資産・前払式支払手段・電子決済手段・ポイント・NFTなど、複数の法的類型があり、それぞれ異なる金融規制を受けます。
最もお手軽なのが、ポイント・NFTであり、「先ずやってみる」には最適です。一方、暗号資産を発行・販売するには暗号資産取引業ライセンスを持つプレイヤーによる審査が必要になり、電子決済手段を発行するには銀行業や資金移動業のライセンスが必要になるなど、ハードルが上がります。
貴社ビジョンの具体化と、その実現に最適な方法・スキーム、想定される会計・税務処理については、PJの中で検討し、整理させて頂きます。

  

Web3参入戦略

Web3が日本の国家戦略となる中、「自社は今まで通り既存事業をやっていて良いのか?」と漠然とした不安をお持ちの企業様も多いかと存じます。
しかし、この領域でまだ勝者はいません。2009年のBitcoin誕生から約15年、Bitcoinを超えるプロダクトが産まれたでしょうか?一時的に注目されたプロジェクトも、数年後には見向きもされなくなっている・・ということは残念ながら数多くございます。
世界中の優秀な頭脳が集まって壮大なPoCをやっている段階だとすれば、焦らず、楽しく、怯えることなく、貴社の信じるプロダクトを先ずは小さくクイックにリリースしてみることが重要だと考えます。
顧客のリアクションやマーケット・規制のトレンドを見ながら、スケールするプロダクトに磨き上げていく、そんな進め方がベストなのがWeb3領域です。そのために必要な検討には、とことんお付き合いさせて頂きます。

当社がWeb3に力を入れる理由

Web3は単なるテクノロジーではなく、「国」であったり「通貨」であったり「金融」であったりと、私達の生活や経済活動の根本に関わる仕組みを再構築する概念です。
ゆえに(日本除く)各国規制当局からは煙たがられがちですが、既存の金融システム・社会システムに少しずつ限界が来ていることを考慮すると、中長期的にはWeb3がより一般生活の中に溶け込んでゆくことが想定されます。
大手金融機関、中央銀行が消滅しても・・・ブロックチェーンシステムは動き続け、その上に存在する価値は維持される。不確実性の高いこの時代に、国境を持たない分散型エコシステムのアドバンテージはより評価さていくと考えています。